世界中の日本人の皆さんこんにちは。最近日本以外の国、例えばロシアやブラジルなんかからもこのブログに訪れてくれる人がチラホラ目立つようになってきた。まずロシア人はこのブログを読むはずがないのできっと僕と似た様な境遇で現地に住んでいる人が読んでいるのだろう。 他人事ながら一体どんな状況で移住するようになったのか気になるな。
まぁいいや。
タイトルにもあるように、ここ最近っていうか、僕がカナダに住み始めて以来ずーっと「日本食」が熱い。周りは日本好きな友人が特に多いため、僕の周りだけで起こっている特殊な事象だと高をくくっていたのだが、どうやらなんか違うことを最近発見した。
日本食はモントリオール一帯で人気がある。人気沸騰している。いやもう日本食バブルだ。
実は、過去にさかのぼること 2011 年、東日本大震災の直後はここカナダにも原発関連のニュースがバンバン流れてきて、ちょっと日本食控えようぜぇみたいな雰囲気が実はあった。同時に西海岸で日本由来の放射線も検知されて全国に知れ渡ったし。
だが今現在のモントリオールの街を見てどうだ、
日本食レストラン、特に居酒屋スタイルのレストランが繁華街の一等地にバンバン新規オープンしてるじゃないか。しかもどの店もすっごく繁盛してる。平日なのに列ができてる。「2 時間待ち」って言われて帰ったこともある。たったの 2 人なのに予約しなきゃ入れない。
居酒屋が「IZAKAYA」みたいな変な英語で少しづつ認識され始めている。KAROSHI(過労死)や TSUNAMI(津波)と同じ道を辿るのか。変日本語万歳。
まぁ日本食というコンテンツはまだまだ金の成る木ってことだ。
なぜこんなにも人気あるのか。まさか単に美味いからってわけでもあるまい。
という訳で、今回はモントリオールで今最も熱い和食レストラン IMADAKE に行ってみた。
Pub Japonais IMADAKE の入り口。あまり目立つ作りではないのでうっかりすると見過ごす。
地下鉄に揺られること 25 分、ダウンタウンの一隅にある和食レストラン IMADAKE(イマダケ)に到着。夕方 6 時なんでまだ人は少ない。
木材をたくさん使ってデザインされた細長〜い作りの店内は少し暗めの照明。
まぁ大抵のカナダのパブはこんな感じで暗い。色素の薄い目ん玉を持つ白人にはちょうど良いのかもしれないが、アジア人の目には正直暗すぎる。まぁカナダ人をターゲットにしてるんだから当然の照明設定なのであろう。
まさに日本らしくテーブルが恐ろしく小さい。カナダのテーブルサイズに完全に慣れてしまった僕にはとても窮屈に感じる。カナダ人にとってこのくそ小さなテーブルでの食事はむしろユニークな経験としてポジティブに受け取られているようだ。
ラムネ。なんか現代風に進化している。こんなのラムネじゃない。
彼女は早速お気に入りのラムネを注文。4 ドル(約 400 円)。日本でのお祭価格を思えば良心的なもんよ。
男は黙って黒ラベルよ。1L ジョッキで 12 ドル(約 1200 円)。ここではまぁまぁ良心的な値段である。
僕はサッポロが一番美味いと思ってる。カナダ人である僕の上司もサッポロが一番だと言っているのでこれは本当だ。キリッとした飲み口は甘ったれたアメリカ産の追随を許さない。人気がある為だろうかカナダにも何点か生産拠点がある。
手始めはグリーンサラダだ。カブが美味い。ソースも美味い。しかし小さい。きっちりと日本らしいサイズであれだ、足りん。
我々のお気に入りがこの海老マヨ。カリッと揚げられた小エビは中がふっくらでジューシー。 スパイシーな辛子マヨネーズをたっぷり乗せて「ままよっ。」っと口に放り込めばそこは天国である。だが小さい。まだまだ足りない。
揚げ出し豆腐。こっちじゃ Tofu って言えばカナダ人にも通じる。5 ドルなり。
揚げ出し豆腐は僕のお気に入り。
鳥の唐揚げ。見た目の通りのジューシーさ。9 ドル。
僕ら両方のお気に入り。鳥の唐揚げ。ザンギではない。付属の辛子マヨネーズをつけて食らうと天国。
腹も膨らんできたし、そろそろ締めるか。
メインディッシュのお好み焼き。何種類か選べるが我々はいつもシーフードお好み焼きだ。12 ドルなり。
本日の締めは我々のもう一つのお気に入り、お好み焼きで。お好み焼きは味が濃いのでどのカナダ人に食べさせてもハズレがない。皆すぐ好きになる。 ただ食べたことのないカナダ人にお好み焼きを言葉で説明するのは困難を極めるのだが、僕は Japanese pancake, not sweet one(日本式のホットケーキ、甘くないやつ。)と説明している。だいたい理解してくれる。
カナダでも抹茶シリーズはどこでも見られる。抹茶カフェに抹茶アイスなどなど。僕は抹茶が甘いのが許せない。
あんまり食べてないけど、ビールを飲んでる時はまぁこんなもんかな。 2 人で食べてお会計は 71 ドル(約 7100 円)+チップ(14 ドルくらい)でトータル 8500 円だ。少々値段は張るけど、日本人が料理する「ちゃんとした」日本食を食べられる貴重なお店なので、たまの贅沢と思えば安いものだ。なんせ北米では日本食レストランといえば 99%中国人もしくは韓国人により運営されてるからさ。まぁどうせ白人には区別がつかん。
ちなみにこういった居酒屋でも「飲み放題」はやってない。というかこの国に飲み放題のシステムは存在しない。 日本を良く知る友人に聞いたところ「そんなの(客が)日本人だからできるんだよ。カナダでやったら死人が出るね。絶対。」とのこと。
たぶんあってる。うん。
そういえば、日本食が人気ある理由を書くはずだったんだよな…。
あれだ、美味いからだよ。
最後まで読んでくれてありがとございます。
したっけ。