オンラインでプログラミングを学ぶ Treehouse

オンラインでプログラミングを学ぶ Treehouse

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日本の皆さんこんちは。

この間は友人宅で軽くパーティーに参加してきた。最近何かと出かける機会が多い。

猫を抱いた男 誰かの家に遊びに行く度、そこの猫と一緒の写真を撮ってもらうのが熱い。

というのも、もう 2, 3 年前からプライベートでフランス語を使うのを止めて、完全に英語に切り替えたんだ。それからなんだか人付き合いが一気に楽になって、しょっちゅう遊びに行くようになってた。そしたら当然友人いっぱいできるから、いっぱいパーティにも呼ばれるわけだ。いっぱいパーティに参加すればまた新しい人達と知り合う。以下繰り返し。まぁ良いことなんでいいんだけど。

フランス語を使うの止めたのは、どうしてもそれを自分の言葉にできなくてさ、やっぱフランス語(以下、仏語)って外国語なんだよね。それに酒が入るような席だとやっぱりリラックスしたいじゃない? そこで仏語で会話するとなると、僕の脳みその使用率がその取り扱いだけで 29%(体感値だ)くらいまで上昇しちゃう。ちょっときついんだよね。なんだか職場にいるみたいな気になっちゃう。

言語による脳パワー使用率

言語使用率
日本語1%(さすがに32歳まで過ごしたからな)
英語2 - 3%程度(この程度ならプライベートでも苦ではない)
仏語29 - 35%(ここまでくるともう仕事だ)

プライベートの時間まで脳のパフォーマンス 3 割も食っちゃうような言語にこだわるのいい加減止めようって思ったんだ。自分で自分の人生難しくするの止めた。そしたら多くの機会に呼ばれるようになった。 僕らくらいの年代のカナダ人(特にモントリオール在住)は英・仏語のバイリンガルが多い。じゃあ英語でいいじゃんってなった。

まぁいいや。

今日は、英語の話。英語の話だけど、自宅で英語を使ってできる自分のキャリアを捻じ曲げる方法でも書こうかな。katakatakata...

Treehouse

Treehouse logo

カナダを含めた北米一帯ではここ数年オンラインスクール市場がここ数年でもの凄い伸びを示している。僕がちょっと思い出すだけでも質の良さそうなやつが 7, 8 個はある。最近この手のオンラインスクールが人気を集め優秀な生徒を世に送り出してる。特に Web 関連の職場でさ。

オンラインスクールのなかでも安定して人気があるのが Treehouse だ。Treehouse はプログラミングに焦点を当てたオンラインスクール。僕も去年の 5 月からほぼ毎日使ってる。

Treehouse とは

Treehouse女性講師 個性豊かな講師達がそれぞれのやり方でプログラムを教えている。動画を使用するためなんだか学校に来て授業を受ける感覚に似ている。

Treehouse(ツリーハウス)はアメリカに拠点を置くプログラミング学習サービス。日本ではあまり知名度が高くないかもしれないけど、カナダを含めた北米地域ではそこそこ有名だ。2016 年現在、世界中で 18 万人以上の人が利用している。 Treehouse は、世界中でプログラミングを学びたい人達に向けて良質なサービスを低価格で提供することを目標に掲げていのだ。必要なものはインターネットと安いパソコン一台があればそれで十分だ。

どういった人向けか

1. Web サイトを一から自分で作れるようになりたい人 2. Web サイトは作れなくていいけど、Web デザインはやってみたい人 3. プログラミングを勉強したいけど、忙しくて学校に通えない人 4. 現在プログラミングを仕事にしてるけど常に新しい技術に触れていたい人 5. 将来海外で働くことを夢見ちゃった人

Treehouse では基本動画を使用(2016 年現在で 1000 以上の動画がアップロードされている。)プログラミングをちょっとかじったことのある初心者はもちろん、経験ゼロの人でも基本からきっちり教えてくれるコースが充実してるので、授業について行けなくなって路頭に迷うようなことは起こらないはずだ。

展開しているコースの一例

Treehouseプログラミングコース一覧 HTML, CSS, JavaScript, PHP, Python, Ruby, #C, WordPress, Photoshop, Illustrator, UX などなど。

Treehouse は基本、プログラミング言語学習サービスなんだけど、それ以外にもデザインについて学ぶコースも豊富に用意されているので、純粋にデザインや UX だけ勉強したい人にもオススメだ。

上記コースの中の一つ、Web サイト作りの基本となる HTML を覗いてみる。HTML だけでも 2016 年 3 月現在 17 個のコースが用意されているので、自分が必要だと思うものをピックアップして勉強すればよい。

Treehouse HTMLコースの内容 コース一つ一つの内容が十分充実しているので、全部履修しなくたって商品として十分に通用する Web サイトが作れるようになる。

ビデオレクチャーにより学校での授業を追体験できる。

Treehouse男性講師

コースの一つ一つはこのように動画を使ったレクチャーが主だ。一回分の動画は大体 5 - 10 分程度の長さ。なんだか実際に学校に行って授業を聞く風景に似ている。質問はさすがにその場でできないが、生徒達と講師陣により運営されている巨大なコミュニティが存在するのでそこで質問を投げかければすぐに返ってくる。

Treehouse は完璧なのか

実は、まぁ一つ問題があってさ、問題ってわけでもないんだけど、このサービス全部英語なんだよね。そりゃまそうだ、リーズナブルな値段で世界中にサービスを提供することを目的としてるからいちいち翻訳なんかしてられん。

日本語ないのかよー Bummer って思う気持ちもわかる。だけどさ、ちょっと考えたらわかることだけど、プログラミングを学ぶのには英語を使うのが一番効率良いし実はてっとり早い。だってこのプログラミングの世界は完全に英語でできてるもん。

英語に自信のない人をサポートする機能 Treehouse は英語の聞き取りに自信のない人でも大丈夫なような作りになってる。だって世界中で使われることを想定してるからさ。

例えば、

スピード調整

Treehouse ビデオ再生スピード選択 2 倍速から 0.5 倍速まで幅広く調整できる。さすがに 0.5 倍速は頭痛がするほど遅い。

字幕(英語)

Treehouse 英語キャプション選択 英語字幕の表示が選べる。あくまで英語のみだけど聞いたものを同時に目でも確認できるだけで大分違う。

10 秒巻き戻し機能

Treehouse 10秒巻き戻し機能 クリック一つで 10 秒巻き戻しできる。「あれ今なんて言った?」って時に良く使う。

僕はレクチャーに従って同時にプログラムを書くやり方が気に入っているから、その時は速度 0.75 倍まで落としてビデオ見てるよ。さすがにそのままだと書きながら授業についていくのは辛い。

授業では実際に目の前で講師もプログラミングを書きながら授業を進めてくれるので、何をやっているか、そして何をしなきゃいけないかってのは言葉が多少怪しくとも容易に理解可能だ。実際講師が言ってることを全部まるまる理解する必要なんてないのだ。

それでも授業内容を文面でも確認したいって完璧主義な人向けに、講師が話す内容は最初から最後まできっちり書き上げられている。これもいつでも簡閲可能だ。

Treehouse ビデオトランスクリプト

授業にそって実際に手を動かすことで身につく。

TreehouseのWorkspace このように画面を分割すれば、手を動かしつつ勉強できる。

Treehouse には Workspace と呼ばれる専用のテキストエディタが付いてくる。Web サイトを作るのに最低限必要な画像や授業で実際に使用するファイルが一緒になって付いてくるので、こまかい設定にとらわれずプログラミングだけに集中して勉強できる。 僕は上の写真のように画面を分割して実際に手を動かしながら授業を受けるスタイルが気に入っている。ビデオの再生スピードも 2 倍速から 0.5 倍速まで幅広く調整可能なので、ゆっくりめに再生しておけばレクチャーを聞きつつプログラムを書くといったことも簡単だ。 その他、最初に環境設定が必要な本格的なプログラム言語を学ぶにあたっても、この Workspace を使えば面倒な環境構築をすっとばして純粋にプログラム自体を勉強できるので初心者にはありがたい。もちろん本格的に学びたくなった人向けに環境構築のレッスンも Windows、Mac ともにしっかり用意されている。

Treehouse のお値段

さすがに無料じゃない。毎月 25 ドル。日本円に換算すると 2800 円くらい(2016 年 3 月現在)かな。ここモントリオールだと 25 ドルなんて 2 回ほどランチに行けばあっさり消える。僕にとって月に 2 回弁当持参して会社行けば十分ペイできる価格だ。

毎月 25 ドルで世界標準で正しい(ここ重要)のプログラミングのビデオが見放題、ダウンロードし放題なのでむしろ安すぎて心配になるくらいだ。100 万払って下手な地方の専門学校行くよりよっぽど勉強になると思う。

最後に。やっぱりネックは英語だ。

Treehouse はもの凄く良く出来たサービスなんだけど、何度も言うように言語は英語のみだ。恐らくこれを日本語化しようとするととんでもなく高くなるだろうし、残念ながら現在の日本には、途方もない苦労をしてまで市場を開拓する価値なんかぜーーーーんぜん無いと思われている。「小粒ながらピリリと辛い経済大国」とレーベルを貼られた過去の日本は今日、イタリアのように単に観光で訪れてみたい国の一つになった。

過去に英語を学ぶ最大の理由でも書いたけど、特に若い人は今後英語を使えるかどうかで自分が取れる選択肢の数が大きく変わってくるしその傾向は増す一方だ。どう考えても新しい技術やトレンドは英語を話す人達により作り上げられている。Web の世界でもそうだし僕が過去に身を置いていた軍事でもそうだった。

たださ、彼らと同じ土俵に上がるための英語といっても流暢に話す必要なんかぜーんぜんなくて、実際に「使える」レベルにまで持っていければそれでいいのだ。これさえできれば Web の新しい技術や世界標準(正しい)のコードの書き方や斬新な人質救出のプランなんかがこちらで広まっても、いちいち誰かが日本語に翻訳してくれるまで指をくわえて待つ必要なんかなくなるのだ。

そろそろ寝ようかな。

読んでくれてありがとう。

したっけ。

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