面接行ってきた2

面接行ってきた2

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日本の皆さんこんちは。面接行ってきた1の続きです。

一気に面接 2 コもこなしたけど、まぁあんまり期待しないで職探しは続けようと思う。

現在までのところ 42 社に履歴書送って面接まで行き着けたのはたったの 4 つだ。僕の場合は 10%の割合で面接が受けられるらしい。

ただ、こうして記事を書いている傍ら就職系のサイトを頻繁にチェックしているのだが、毎回訪れる度に新しい求人が出てきては、さっと泡の様に消えていく。本当に条件の良い募集はアッと言う間にそこそこ実力のある人間で埋まってしまうのだ。そりゃそうだ、僕のように無職で職探しをしている人間の他にも、現在仕事をしつつ更なるキャリアアップを目論んで職探しをしている人間がごまんといるのだ。

そんな中、僕がこの2ヶ月間で学んだ就職活動のコツは「監視」なんだってことだ。日本のような一斉採用の制度が存在しないここカナダでは、採用の過程ですら「早いもの勝ち」がものを言うのだ。採用する側だってなるべく早いとこ空いてしまった穴をそれなりの人材で埋めたいと思っているのだ。だから今日も僕は監視する。

カナダの冬は厳しい。

就活中断

さて、日が変わって本日も元気に監視活動(就活)だ。パジャマのままパソコンの画面を眺めながらモリモリ飯を食らう。

...

「バン!」「ジャーーーーーーー」

何の前触れもなく背後のバスルームから爆発音、続いて怒涛の雨音。

僕のアパートは安い。当然ボロい。ちな治安悪め。

悪い予感。恐る恐るドアを開ける。

あああああああ

*実際の光景です。

天井からは大量の冷水が流れ落ちてきてバスルームだけ床上浸水。天井が全落ちするんじゃないかと恐れた僕は早速大家に電話して実況中継開始。職探ししている場合じゃない。

電話が終わらないうちに今度はクソ熱い水がレーザービームの如く壁を内部から突き破り反対側の壁をバンバン叩き始めるではないか。世紀末。いやドリフの最後か。笑った。

さて、職探しの話に戻ろう。

バスルーム全損の衝撃も冷めやらぬ翌朝、デスク上に放置していた携帯がトゥルトゥル鳴っている。相手はこの前面接行ったアパレルであった。

「Hi Kyoshin, この前のテストすっごく良くできてたみたい。それであなたのボスが面接したいって言ってるんだけど、もう一回来てみない?」

採用決定ではなかったが、元気よく「もちろん!」と返事して切る。大体予想してたけど、採用までのプロセスが長いのは大手らしいところだ。

面接2回目

本日は実際に一緒に働くことになるボスと直接会うことに。どうやらこの前の会った担当者は人事だったようだ。

「Hi Kyoshin!」ホールでまったり待っている僕を呼びつけたボスは元気の良い女性だ。女性だらけなのも当然ここは女性向けのアパレル会社。

肝心の面接では、この前と同じようなことを何回か質問されたが、いつもの様に情熱を持って答えていった。そして面接の最後には恒例のテスト。 前回のと違い今回は馴染みの浅いプログラミング言語のことも問われたため、そこそこ頭を抱えた。

帰りのバス内で気になっていたテストの答えをググってみたが、適当に答えたのも含めどうやら全部当たってるっぽい。はは。僕は昔から受験にめっぽう強い。

コートを着た男

実はこの後、この会社から無事採用通知をもらって 10 日ほど前から既に働き出しているんだ。びっくりするくらい条件が良くて凄く満足している。仕事が見つかって嬉しいのは当然なんだけれど、それ以上にこの会社ならではの点が僕には今まで馴染みがなく嬉しい。

僕がこの会社で気に入ってる点は、

1. ちょっと欲張って要求した年棒額より更に 3,000 ドル上乗せしてくれた。太っ腹。 2. 同僚達が驚くほど優しい。皆大人だ。失敗してもテヘペロで許してくれる。 3. 我々を教育するためプログラミングのベテランを外部から迎えて勉強させてくれる。毎週、就業時間内にだ。 4. なんか全体的に業務自体に余裕がある。 5. なんと金曜日は午前中で終わり。

そう実は昨日知ったのだが、我が社の金曜日は午後の1時が終業時間。 午前中で帰れてしまうなんてまるで一昔前の土曜日のよう。実際のところトータルで週34時間勤務なのである。 全従業員がこの程度の勤務時間で上手いこと回しきれてしまうビジネスモデルが存在する事実は、改めてカナダが先進国なんだということを実感するのに充分だと思う。

まぁ首になんないよう頑張るわ。

読んでくれてありがとう。

したっけ。

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