日本の皆さんこんにちは。 最近、ブログを書くことが週の日課(週課?)となりつつある Kyoshin であるが、より多くの読者獲得のため、「ブログ村ランキング」なるものに参加することにした。 ブログ村ランキングとはその名の通りブログのランキングサイトで、そこへ自分のブログを登録すると読者からの投票により自分のブログの順位が上がったり下がったりして一喜一憂できる楽しいウェブサイトである。 僕の狙いはそのサイトからの読者の流入。登録はもちろん無料だ。
嬉しい誤算
登録したのは確か 2 週間ほど前、どうせ無料だしってことで気軽にこの Quebec3 を登録してみた。 選択したカテゴリーは「海外生活ブログ」の中でもさらに細分化して「モントリオール情報」。こんなマイナーな選択なのに既に 88 個ほどのブログが登録されている。思ったより多くの日本人がモントリオールに潜伏して情報発信しているようだ。
我がブログ、Quebec3 は記事数がたった 10 個程の極小ブログ。 この記事数でブログなんてジョークだろ?って同僚から言われるレベルだ。一方で他の参加者たちのブログをざっと見るとどれも 100-300 記事なんてザラ。
カラオケで曲を入れようとしたら待機曲数が 1000 と表示されてるような絶望感。 こりゃあランクインするまで気長に待つしかないな。なんて思って最低限の設定だけチャッチャとやって後は放置した。それが 2 週間前。
昨日ふとサイトを訪れてみるとなんと Quebec3 が 9 位にランクインしているではないか。いきなり 10 番以内である。なぜこうなった。デスクの前で小躍りする。
勢いづいた僕はブログ村ランキングの自己プロフィール欄をみっちり書いた。こうなったら 1 位にまで登り詰めたいものだ。 同時に自分のブログの訪問者数をチェックしてみる。数字が異様に伸びている。これまでは 1 日あたり 10 数人訪れれば良い方だったのだが、いきなりの 100 人超だ。
ランキング参加って効果あるんだな。ダサいから嫌いなんて言ってゴメン。
サイトから警告文
調子に乗ってちょくちょくサイトを訪れているとなにやら一通の警告が届いているではないか。
Kyoshin 様。 Kyoshin 様のブログ Quebec3.com からの RSS が未だ確認されていません。このままの状態が継続すれば利用規定に従い Kyoshin 様の登録を抹消させていただきます。 ブログ村運営
なんだこりゃ。…RSS って何だっけ。
RSS "RSS は、ニュースやブログなど各種のウェブサイトの更新情報を簡単にまとめ、配信するための幾つかの文書フォーマットの総称である。" (Wikipedia)
とある。 要は、ブログなんかに新しく記事が加えられた際に、それを相手に自動で教えるシステムのことだ。
確かにランキングサイト内の僕のページを見ると登録日以来ずっと「記事の投稿がありません」と表示され続けている。浮かれ過ぎてて今まで気付けなかった。不覚。 ブログ村によると 2 週間以内に改善されなければ登録抹消するとのこと。せっかく 9 位にまで登り詰めたのだ(まぁ何もしてないけど)ここで消されるわけにはいかない。
RSS ってどうやって取得するんだっけ。
ブログ村の Q&A にやり方載ってねぇかな…。
…あった。
ブログ村: RSS が確認されていない場合の処置
ブログ村: ご自身のブログサービスの RSS 発信を on に設定してください。
Kyoshin: .....。
ここでいう「ブログサービス」とは現在も多くのユーザーに愛される「アメーバブログ」や「FC2 ブログ」などの企業が提供するプラットフォームのことだ。 僕のブログはそういったプラットフォームを一切使ってない今時珍しい手書きである(だから軽いんだぜ)。なので RSS 発信を on にする以前に RSS そのものを作らなければならぬ。 ぐぬぬ。だから皆アメブロを使うのか…。
更に Q&A を読んでいくと…
ブログ村: ご自身のブログに RSS 発信の機能がない場合
Kyoshin: おお、これこれ。
ブログ村: インターネットの仕組みに詳しい近隣の方、もしくは業者等に作成を依頼してください。
Kyoshin: なんじゃそら。
ブログ村: 最悪の場合、RSS の機能を持つブログサービスへの移行を検討してください。
はは。アメブロでブログ書けってか。
業者等に作成を依頼って、僕が業者じゃん。(Kyoshin は 2015 年 1 月より web デザイナーです。)
自分でやることにした。
RSS の作成
RSS を作成するためには xml を書かねばならん。飽くまで Web デザイナーの僕は通常 XML ファイルなんて扱わないのだ。あれってプログラマーのものだと思ってる。違うのか。
ちょっと調べるとどうやら RSS generator なる便利なアプリケーションが世の中にはゴマんとあるようで、まずはそれら使ってみることにした。これを使えば URL を入力するだけで自動で xml ファイルを出力してくれる。 これなら自分でシコシコ書かなくて済むな。失敗もなさそうだしなぜか無料だ。
何個か良さげなアプリをダウンロードして使ってみる。 出来上がったファイルを読むと所々に変な広告が織り交ぜてある。汚れたコードだ。さすが無料なだけある。こんなゴミは使わないぞ。 広告なしのコードを手にいれる為には金を払わねばならない。資本主義の国にいることをすっかり忘れてた。
こりゃあもう全部自分でやるしかない。 勉強になるし。
XML を書く
ちょっと調べてみたら結構簡単そうだ。先入観だけで xml は難しいと思ってた。はは。
というわけで W3Schools のチュートリアルに倣って一枚書いてみた。
https://quebec3.com Quebec3 は、モントリオール在住のとある日本人により運営されている勝手気ままな個人のブログです。モントリオール/ケベック州での生活ぶりを勝手な視点から書いています。 海外移住/モントリオール/海外勤務
ここではただの一例なんで記事数を 2 つに限定して書いているが、何十記事あろうとも基本は同じだ。 html が書ける人なら読めばわかると思うが、タグの内が一つの記事を出力する部分なんで、記事数分だけ...を繰り返し書けば良い。
それぞれ該当する箇所に自身のウェブサイトのタイトル、URL、デスクリプション、pubDate(更新日時)を書くようにすれば良い。ここではも書いているが、どうやらブログ村は独自の方法でカテゴリーを取得して表示するようなので、わざわざ書かなくても構わないと思う。
上記の例にある(更新日時)は僕の場合カナダ北東部の時間帯に従って書いているので、君が日本に居る場合 EDT ではないと思う。自分で調べて書いてちょうだい。
書き終わったら、ファイル名はシンプルに rss.xml として保存しよう。 保存先は自分のサイトの root フォルダ。ローカルフォルダじゃなくちゃんと自分のサーバーのフォルダに保存するのを忘れないように。(僕はよくやっちゃうんだな。)
ところで、自分の書いた xml がちゃんと正しいのか不安になるであろう。 validation はここ W3C Feed Validation Service でできる。W3C なんで信頼性は折り紙付きだ。
xxxxx.com の部分には自分のウェブサイトのドメインを入れるように。
ここに自分の RSS の URL を入れて Check をクリックしよう。 注意しなきゃならないのは、自分のウェブサイト内にあるの xml ファイルの URL ってことだ。きちんと rss.xml まで書くこと。
エラーがでたら指示に従ってせっせと直す。全部英語だが君に情熱があれば理解できる。
これは飽くまで自分の書いたコードが正しいかどうかを確かめるだけの作業なので、自信があれば飛ばしてしまっても問題はない。ただ、ブログ村にアップロードしてしまった後にエラーが出てから直すのと今すぐ直すのでは面倒臭さが段違いだ。今やろう。
エラーを全て潰したら、これで RSS 発信の準備は整ったってことだ。最後はブログ村にそのことを伝えなければならない。
ブログ村の設定をいじる
ブログ村の「登録内容確認・変更」のページに行って以下の部分
赤枠で囲ったところに書き込む。RSS に慣れてるかどうかなんてもはや関係ない。
ブログ RSS(省略可)の欄に上記のように書き込むこと。赤字の部分を自分のウェブサイトのドメインにするのを忘れずに。 書いたら変更を保存。
その後「記事反映(Ping 送信・Ping 代理送信)」ページへ行き、以下の写真で示す「Ping 代理送信方法 1」の「Ping 代理送信」を一度クリックすれば完了だ。
このページ、探すのが結構面倒だったんでリンクをここに貼っておくよ。
あとは野となれ山となれ、結果はすぐに反映されないのでコーヒーでも煎れて待とう。 僕の場合 1 時間程度で反映が確認できた。
しばらくして自分のプロフィールページを見てみると、とうとう記事一覧が表示された。
ようやくランキングに最新記事のリストが表示された。僕はこれが見たかったんだ。やれやれ。
これで安心して寝れるわ。
はー、さんざん書いたんで疲れた。
ブログを今時 html から書いている人なんてまずいないだろうけど、もし似たような状況に陥った人がいれば参考にしてください。 ちなみに WordPress を使っている人の場合はどうなるのかわかりません。でもきっと便利なプラグインがあるでしょ。
今日のモントリオールは最高気温 25 度と暑かった。ちょっと前までコート着てたのに今じゃもう T シャツ&ショーツ。大陸性の気候は気温の移り変わりが激しい。
読んでくれてありがとう。
したっけ。