最後にオフィスでカタカタしていたのはいつの頃だったろう。当初、2 週間の予定だった在宅勤務はあれよあれよと引き伸ばされ、とりあえず 5 月くらいまでとなった。
プログラム書くくらいしか仕事のない僕らのような人間にはそもそも職場など不要だったのだ。
そりゃそうだ、毎朝決まった時間に起きて 85kg もある僕自身をポイント A からポイント B に移動させるために 2 トン超の車を走らせたあげく一体何するかっていったら黒い画面にカタカタ文字打つだけなんだもん。大げさじゃなくホントにそんだけ、何という無駄でしょう。
同僚ともチャットで話したけど、コロナパンデミックを機に働き方、そもそもの仕事に対する考え方が世界中で変わるよ。まぁそれどころじゃないんだけどさ。
まぁいいや。
コロナパンデミック下でのモントリオール
レストラン
モントリオールの街の状況だけど、最低限生きるために必要のない商売は基本閉まってるね。といってもレストランは店内で食べることはできないけどテイクアウトなら受け付けてる。僕もこの間行ったけど、椅子を完全に片付けた状態で普通にやってた。電話で注文して後で取りに行ったりしている。
食品スーパー
食品スーパーなんかは時間を短縮しているが普通にやっている。ただ、店内に入る客の数をコントロールするために、係員から呼ばれるまで入り口付近の外でしばらく待つことになる。今回の騒動で警備員を雇い始めたところもチラホラ見られるよ。
酒屋さん
SAQ と呼ばれる酒屋(飲むところじゃないよ。買うところ。)も一部の店舗は時間を短縮してなんとか営業している。
ゴニョゴニョ屋さん
そうそう、SQDCと呼ばれる政府公認のマリファナ屋さんはやってるのかは知らない。まぁでも酒屋さんがやっているのだから開けている店舗はあるのではと思われる。
Social distancing
多分日本ではあまり見られない点として挙げられるのは、ちょっと外を散歩なんかしていて気付くんだけど、誰もが同じ歩道上ですれ違うのを避けているという点かな。前方から人が歩いて来るのに気が付いたらソッコで道路を渡って反対側に移ったり、一旦脇に入って人が過ぎ去るのを待つって感じかな。これは毎日自治体や政府が口を酸っぱくして指導してるよ。2m 以上の Social distance を取れ!とね。
実際の日本の状況を生で見ているわけではないのでなんとも言えないけど、モントリオールの人達は結構マジメに自治体、政府の指導に従ってるよ。どっかの偉い人だけが言ってるわけじゃなく、専門知識のある学者達がメディア経由でガンガン指導してるんで説得力高め。きちんと、皆それぞれ自宅からスカイプ経由でテレビ出てる。そのおかげなのか食品スーパーでも誰も 2 m以内に近づこうとしないのだ。まぁカナダは土地が広大だからできるのだろーけど。
対アジア人感情
先週ついに酒が切れちまったので街の SAQ に買いに行ったんだけど、道の脇にいた白人のジーサンに「La mort!(この死神!)」って呼ばれちゃったよ。ほう。これがあれか。ついに僕にも。
今度呼ばれたらぐっと近くに寄って聞き返さなきゃ。「え、何?何?聞こえなかったよう。」
アジア人に対する迫害らしき事例もニュース見てる限りじゃたぶんこの程度のもの。一方、アメリカじゃぁ殴られるってんだから。やるなぁアメリカ。中国人に思うところはある人もいるだろうけど、まぁカナダは大人ですね :)