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カナダに移住する方法

2015年 8月29日 9:42 AM

社会 英語 海外就職

日本の皆さんこんちは。

最近、ごくたまにだけどQuebec3を読んでくれてる読者から質問なんかを貰うようになったんだ。まぁほとんどがカナダ移住に関してなんだけど。 まぁネガティブ/ポシティブな意見に関わらず読者からの反応があるとやっぱり面白い。なんかモチベーション上がっちゃうよ。

幸いなことにネガティブな内容のメールはこれまで一通も届いていないのだが。面白そうなのでどんどん送ってくれればいい。

まぁいいや。

本日朝、とある読者からカナダに移住することについて質問が届いた。実はこの手の質問は過去にも数回ほど受け取ったことがあるので、 もうこの場を借りて答えちゃおうと思う。

(内容の一部に手を加えています。)

初めまして。 私は東京都に在住の坂本龍一と申します。年齢は25歳です。
現在、カナダへの移住について興味があります。ただ、年々カナダの移住の制限が厳しくなっていること、スキルの無さ (今年とある会社の総務として働き始めたばかりです)、自分の英語力(TOEIC 680点程度)で行動に起こせるのか不安です。
カナダへの移住を考えるにあたり、まず何を知るべきなのかアドバイスをいただけないでしょうか。

なるほどー。僕の知ってる限りで答えてみるよ。間違ってたらごめん。

 

カナダへの移住には大きく分けて以下A. B.の2つのやり方がある。

  1. Permanet Resident Status(永住権)を手に入れること。
  2. とりあえず「住めりゃあいいや。」ってやりかた。現地にある企業に勤めてその企業にVisaの発給を委ねるやりかた。つまり外国人労働者になるやり方。

まずは、ちょっと敷居が高そうだけどAの永住権を手にいれることについて書くよ。

永住権を手にいれるための道はこれまた二つあるんだ。

  1. Family Classでの申請
  2. Skilled Worker Classでの申請

Skilled Workerとして移住

君がカナダ人と結婚でもしないかぎり、永住権を手に入れるなら2のSkilled Workerとして移住を申し込むことになる。Skilled Worker として申し込むには、やはりそれなりのSkillを持っていることを証明できなければならないんだ。要は君に永住権を与えることにメリットがあるんだぜっていうことを、カナダ政府に納得してもらわなきゃならないのだ。 評価の基準としては、過去の学歴、語学力及び職業・職歴等であり、それぞれにポイントが定められている。総合して一定のポイントに達しないと移住できない。

ポイント制であることから分かるよう、移住を認められやすい(評価の高い)職業ってのがある。

例えば、僕の例で言うと(僕は実際Family Class経由で取得したけど。)日本での職業は陸上自衛官だったから職種としては「軍人」になる。 軍人なんてさぞ高ポイントだろうなと思われるかもしれないが、実際は低い。なぜならどうせ軍に勤められないから。 (現在カナダ軍はカナダ国籍保有者でないと勤務できないようになってます。) 要はどのくらいカナダに貢献できるか(良い納税者になれるか)が評価の物差しの一つになっているようだ。

他の先進国と同じようにカナダは恒常的にEngineersを求めている。特にケベック州なんかはまだまだ国土開拓に熱心だ。 2015年現在でも未開の地が北部にどーんと広がっており、直接発展に貢献できそうな職業であるPlumber(水道管工) やElectrician(電気工事士)、IT関連(Programmer等)の職業は軒並み高く評価される傾向がある。

これら比較的高ポイントの職業に共通することは一点、仕事を遂行するのに大きく言語に頼らないという点だ。言葉の壁が最初から 存在しなければ、短期間でパフォーマンスを発揮できるからさ。まぁそれくらい言葉の壁ってのは厚い。

龍一君の職種が「総務」ということなので、こちらではGeneral Office Workerと分類されるのかな。この種の仕事はパフォーマンスの 発揮に言語が大きく関わってくるので、日本語を母国語とする我々にとってSkilled Worker Classで申し込むのには随分と不利な職種と言える。

現地の企業に雇ってもらうため学校に通う

上記で述べた「永住権」を得る以外にも、とにかく住むってことを目的としたやり方もある。ここから先は「移住」というより単純に「カナダに住む」 ことを目的とした方策。短期のVisaを更新しつつ住むというやり方だ。

それはカナダにある企業に雇ってもらうこと。一旦採用が決まればカナダの企業は外国人である君を使うためにVisaを用意しなければならない。 会社が君を必要とするかぎりVisaを更新してくれるはずなので、その間はずっとカナダに外国人労働者として居続けることができる。

ただ、この最初のステップの「カナダの企業に雇われる」ことがほとんどの日本人にとって最も難しいところ。だってカナダの企業がわざわざVisa発給の 手間をかけてでも外国人を雇用する理由なんかどこにもないんだもん。当該企業にとってVisa発給する手間をかけてでもコイツが欲しいって思わせなければならないんだ。

それを打破するためのベストな方策は、やはり現地で認められた教育を受け、その結果(成績や実績)を提示できる状態を作ることに尽きると思う。 こちらでの何かしらの学校に通い、現地の企業が欲しているSkillを身につけるのだ。勉強することに関しては正直興味があることなら何でも構わないと思うけど、個人的にはIT関連の技術者を養成する専門学校がオススメだ。この手の学校はどこにでもあるし、コースによっては最短1年で 学位を取得できる。肝心の求人に関しても、個人的には今後50年減ることないと確信してる。

まあそれでもカナダの学校に通うにしても最低限英語がきちっと理解できなければ、入学すら認めてもらえないかもしれない。正直言うとTOEIC 680点の英語力では授業についていくのは難しいと思う。

今日からでもできる第一歩は、英語をもうちょっと頑張ることかな。
士気が下がること言うようだけど、英語が話せることはカナダでは何のプラス評価にもならないんだ。英語ができてようやく0(ゼロ)の地点に立てる。逆にいうと英語ができなきゃその分だけマイナス評価につながってしまうのだ。 コミニュケーションに何の障壁もない現地のカナダ人と競争して勝たなきゃならないのだから。

英語力の指標としてTOEICにこだわる必要は全くないのだけれど、今まで何度か受けたことがあるなら今後も一つの物差しとて受け続けると良いと思う。英語の勉強にあわせて、カナダにある学校に通うための情報収集をしてみるといいんじゃないかな。モチベーション上がるし。

最後に

なんだかんだ言って結局は現地の学校に通うべしみたいにまとめてしまったけど、質問文を読む限りではこれが最も現実的に映るよ。

...実はもう一個最後の手段があって、それはカナダにある「日系企業」に雇ってもらうこと。あ、なんだかんだ言ってこれが一番現実的かもしんない。 カナダ国内に籍を置く日本のツアー会社や、まあ、あれだもう日本食レストランでもいいかもしんない。

彼らの多くはサービスの性質上、日本人を雇うことに十分なメリットを見出しているはずなので、新たな日本人従業員を雇うための障壁は随分と低いと思うよ。 わからんけど。

一度日本でそこそこの会社に勤めた経験があるのに、カナダに来てまで日本人に囲まれてビールを運ぶ人生を歩むなんて想像するだけでゲンナリするかもしれないけど、 そこで食らいついてなんとかSkillを磨けさえすれば、将来Permanent Residency (永住権) を取得するチャンスがいつか見えてくると思う。すんごい長い道のりに思えるけど、うまくいけば2,3年だよ。

...さらに付け加える最後の裏技は、そこで働いている間にカナダ人の彼女/彼氏を見つけてしまうことだ。きちんと籍を入れてしまえば、もうそれだけで永住権の取得にリーチかけたようなもの。もっとも堅実なFamily Classでの永住権の申請ができるようになる。

まあ、とりあえず今日からできること、英語の勉強から始めよう。楽しいし。

 

読んでくれてありがとう。質問や意見があればどんどん送ってちょうだい。

したっけ。


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イイねする?

コメント 2

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Kyoshin

2018年 1月5日 4:15 PM

山田太郎さん 1. カナダでは残業はしませんよ。残業は基本イリーガルと考えられてます。ただ設立したてのスタートアップではその限りじゃないかもしれませんが、会社の規模に関係なく残業はマネジメントの失敗と考えられていますので一切しなくて大丈夫です。時間になったら"I have a life."と言い残して帰りましょう。 2. 職歴は大事なのですが、外国人はそれ以前にvisaがないと働けないのでそこがネックになるでしょう。普通の会社はvisaのない外国人を雇うことはありません。ただ、会社側がどおおおおおうしても欲しーーーい人材にならvisaの手続きを進めてくれるでしょうが、会社側にも負担になりますので、そこまでして新卒の山田さんを採用する価値があるのかという点が彼らの中での議論となるでしょう。そのため、能力が似たよったカナダ人の(visa発行の必要無い)候補者がいた場合高い確率でそちらが採用されるでしょう。 もしvisaの心配がないのであれば、職歴がなくとも入り込めるスキはあります。それは自分でプロダクトをたくさん作ることです。面接の場で物を作るスキルがあることをこれでもかと納得させることができれば、経験なくとも採用される可能性は十分あります。 山田さん、どうでしょうか。 他にもシェアしたい成功談や失敗談などをお持ちの方は気軽に書き込んでみてください。

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山田太郎

2018年 1月5日 1:55 AM

はじめまして、僕は現在、日本の国立大学の2年生なんですが、半年ぐらい前からカナダでの現地就職し、移住するという選択肢も考え始めました。しかし、もう既に日本の大学に入ってしまっているので、卒業までに英語力をできる限り高めて、卒業後すぐにVancouverのBCITという州立カレッジで2年制のdiplomaコースに通うということを考えています。カナダの移住者のブログやYouTubeの動画など、色々調べているつもりではいるんですが、やはり情報が足りず、不安です。 そこでいくつか教えて頂きたいことがあります。 ⑴ カナダの労働環境、労働時間など(特にIT系)は実際のところどれぐらいなのでしょうか? 僕が知る限りでは効率を重視し、残業はできるだけしないというイメージです。 ⑵ 僕は、カナダで現地就職するならIT系の職業に就きたいと思っています。しかし、職歴が無いとやはり厳しいですかね?? そこをカバーするためと言ってはなんですが、実践的なことを学べるBCITに行きたいと考えています。 つまり、仮にBCITを卒業できたとしても職歴が無いと全く相手にされないということがあるのでしょうか?? (BCITは就職率がかなり高く、評判も高いと言われているカレッジです。) 長々とまとまりの無い文章ですみません。 よろしければ、返答お願いします。

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