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面接行ってきた1

2016年 2月17日 7:10 PM

労働 英語 海外就職

日本のみなさんこんにちは。

暖冬ってずーっと言われ続けてきたこの冬も最近になって一気に冷え込んできた。-27℃なんて当たり前のここモントリオールではちょっと外出するだけでも顔が痛い。

僕は今年の初めから職探しをしてるんだけど(関連記事:会社潰れたんだけど)なかなかどこにも引っかからないんだ。一応これまで履歴書送りつけた会社名を(同じ会社に重複して送ることがないように)メモに残しているんだけど、先日数えてみたらこの2ヶ月間で計42社に履歴書を送ってた。「モントリオール市内だけでも結構な数のウェブ関連職があるってことだなぁー。」なんて他人事のようにつぶやいてみる。

で、これまでの成果は

面接まで行き着けたのはたったの2社(そのうち1社はSkypeを使って面接)。しかしながら、その後2, 3日経ってもどちらからも何の連絡もないので「縁がなかった」ってことになる。ここカナダでは、日本みたく「残念ながら今回は採用を見送りさせていただきます。」なんてご丁寧に一々お断りの文面を送ってくる会社なんてほとんどないのだ。「連絡なし=不採用」が一般的なのである。

で、お金のほうは大丈夫なのか

2ヶ月間無職ということになっているのだが、実際のところ昔の同僚のツテで広告デザインの仕事を家でちょくちょくこなしているので、最近はなんだかフリーランサーみたいなことになっている。一応失業保険受給中の身なのだが、いかんせこの仕事のせいで普通に収入があるため、幸か不幸か現在までのところ保険の受け取りはなんとゼロである。保険の受給期間は副業などで得た収入は正直に報告せねばならないのだ。

 

先日、家でぼーっと勉強してたら久しぶりに電話が鳴った。電話の先は知らない男。「やあ、君のウェブサイトを見たよ!」どうやら過去の僕がこの会社に履歴書とウェブサイトのリンクを送りつけたらしい。あまりの数送ったのでもう一々覚えてない

電話で簡単な質問に答えたところ、少し盛り上がったんで次の日に実際会って話そうってことになった。ひゃっほう。

電話を切るや否や、早速会社名をもとにググってみる。なんだっけこの会社?

僕が翌日面接に行くこの会社はどうやら数年前に立ち上げたばかりのWeb Agency (ウェブ制作会社)のようだ。会社のサイトを見てみると制作会社とは思えないほどお粗末な作りでちと悲しくなったが、そこでの仕事内容自体は僕の好奇心をそそるのに十分であった。サイト作り放題なのか。小躍り。

踊る男性

…10分ほどしたのち、再び電話が鳴る。なんなの。今度は知らない女性。「履歴書見たよ。ちょっと話しない?」

会社名を聞いてみると、カナダ国内に数百店舗展開している大手アパレルであった。要は服屋さんだ。この服屋さんはウェブ上でも展開しているため僕ができる仕事があるのだ。

ということで、翌日は2つの面接に立て続けに行くことになった。午前中はウェブ制作会社、午後はアパレル。良いことは立て続けに起こるものですね。

 

翌日の朝 ウェブ制作会社

モントリオールの繁華街に位置する会社を訪れる。朝に外出するのは本当に久しぶりだったの本気で日差しが眩しい。てか痛い。

会社に着くやいなや、僕と同じ歳くらいの男が笑顔で迎えてくれた。「やあKyoshin、よく来てくれたね!」ウェブ制作会社らしく気さくな感じの男だ。

新規の制作会社にしては小綺麗でオシャレなビルディング、しかも繁華街のほぼど真ん中にある。随分と羽ぶりがいいんだなと一瞬思ったが、実際のところここは今流行りのCoworking Spaceのようだ。コワーキングというのは、複数の会社が同じフロア内でちょっとした仕切りを設けて一緒に仕事する。資金力のないスタートアップが通常のやり方でオフィスを丸々契約するのは結構なリスクを伴うが、コワーキングという方法なら格安かつ安全に働く場所を確保できる。

さっそく広いホールの真ん中に位置するソファーに二人で腰掛ける。ソファーのまわりは仕切りだらけで、一体どこの区画がこの会社のスペースなのか一見しただけでは判断不能であった。

肝心の面接では、僕の使えるプログラミング言語、これまで関わってきたプロジェクト、得意な言語、苦手な言語なんかの質問に対し情熱を持って答えた。彼は随分と気に入ってくれたのか、面接の途中で自分のラップトップを持ってきて二人で色々なサイトやサービスなんかを眺めながら、ウェブの流行りでこれが嫌い、あれはカッコイイでしょなんてたわいのない話をして盛り上がった。やはりこの業界の人間とは気が合う。

ただ僕としては、この会社のウェブサイトがちょっとしょぼかったので、この会社の能力自体や規模を知りたかった。それで実際の職場におじゃまして同僚たちと話をしたいなって大胆なお願いをしてみたら、よしよしと言って連れてってくれるではないか。

オフィスの仕切りを開ける。

従業員は彼の他に2人であった。

ん?これは会社なのか?と思った。

面接の最後は大体報酬の話になる。カナダの採用面接においては年棒の交渉は非常に大事な部分なのだ。

一応経験も積んできたので、去年の僕の年棒よりちょっとだけ上乗せして告げてみると、うーん…と渋い顔。

「もしかして最初の数ヶ月はぐっと低い金額しか払えないけどいいかい?その後ちゃんと引き上げるからさ。」と男は言う。

ここなら色々学べそうだと薄々感じていた僕は「その見習い期間は日付をもって厳密に設定すること」という条件をのんでくれるなら働く意思のあることを伝えた。

「うん!採用が決まれば連絡するよ。」で面接はお開き。時計を見ると既に一時間以上経っていた。まぁ面接に全然関係ない話もしてたしなぁ。帰って飯食お。

 

午後 アパレル

本日の面接2件目。
自宅からバスに揺られること20分、当該アパレルの本社に到着。午前中の会社とは対照的に8階建てのビルがまるまるその会社。
で、でかい。

受付にアポがあることを告げた後、ツヤツヤな本革製のソファーに座って担当者を待つことに。周りを見渡すと従業員全員がIDを首からぶら下げて歩いている。全ての区画にロックがかかっているからだ。 「こんなでかいとこで働いたことないや。こりゃ見込み薄だなぁ。」が僕の第一印象。

数十分経ってもなかなか担当者が現れない。完全にリラックスしちゃった僕はプラネタリウムにいるみたいにソファーに浅く腰掛けて天井の壁の小さな穴を数えはじめた。One two three four...
が、1タイルも数え終わらないところで突然肩をトントンされる。「あなたがKyoshinね。会えて嬉しいわ!」満点の笑顔でバインダーとペンを胸に抱えた僕の担当者はびっくりするくらい綺麗な女性であった。

面接では流石きっちりとした会社らしく、使えるプログラム言語の他にも、例えば将来目指すキャリアの方向や、どんな人が理想のボスか、人格的に他者より優れている点や劣っている点なんかを質問された。 これまた情熱を持って答えた。
またそれら以外にも、彼女の目には僕の経歴が随分と特殊に映ったようで、軍/セキュリティ業界から180度違うウェブ畑に移ってきた理由なんかも聞かれた。まぁ確かに国を挟んでそんな無茶する奴はいない。

総じて面接自体は、彼女が聞き上手な人だったせいもあり楽しく進んだ。気になる年棒も会社の規模を考慮してちょっと多めに告げたんだけど良い顔されたので大丈夫みたいだ。さすが大手は違う。

最後に「…実はテストがあるのよ。」と彼女。顔をあげると彼女の顔からは笑顔がすっかり消えていた。

 

手渡されたテストは特定のプログラム言語で書かれたコードをコピーしたものだった。「このなかに数々のエラーや文法的な間違いが散りばめられているから、それらを全部探して直してちょうだい。」と彼女。

僕的にはコードが紙に印刷されている光景に凄い違和感を覚えたのだが、テストの内容自体は「こいつは本気か。」と思っちゃうほど簡単であった。数時間前にも自宅で昼飯食いながら同じようなこと書いてたし。

最後に自分の名前の横に頼まれてもいない子猫のイラストを添えて提出。帰って飯食お。


さてどっちから連絡くるかなぁ。もし両方からオファーが来たらどうしよう、なんて図々しい妄想を膨らませながら家路に向かう。

ウェブ制作会社はお金は全然期待できないけど良い経験が積めそう。まぁ倒産の可能性も大いにあるが…。
アパレルはお金は良いけど、テストの内容から察するにあんま僕のキャリアに貢献できないかもしれないなぁ。それに契約は短く1年だ。

まぁ何のオファーも貰ってないのにあれこれ悩んでも仕方がないので、あんま期待しないで職探しは続けることにした。

続きは「面接行ってきた2」でまた書きます。

読んでくれてありがとう。

そうそう、僕の過去の記事が日本の旅系ウェブサイト「TABIZINE」に掲載されました。->「カナダに住んでみてわかった、良い点と悪い点」読んでみて「面白いじゃねぇか!」と思った人は「いいね!」ボタン連打しといて下さい。

したっけ。


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