そろそろお金の話をしようじゃないか。

2019年 10月5日 8:59 PM

プログラミング 社会 労働 海外就職 日本人

こんにちは、Kyoshinです。

Kyoshin

暑い夏が急に去ってしまい寂しいので夏っぽさを出してみましたがどうでしょう。

今日は、突然ですが読者さんからの質問に答えていこうかと思います。

"こんにちは、私は現在日本でJavaのプログラマをしています。経験は3年目で400万円くらいです。日本の残業体質が嫌だなと思い、できることならカナダへ移住したいと思っています…(中略)…カナダへ来れば、ワークライフバランスの改善は期待できると思うのですが、給与面はどれくらいになりそうでしょうか?ざっくり相場をお聞かせ頂けると嬉しいです。"

なるほど〜。凄いな〜日本。プログラマーがもの凄く安く買い叩かれてる。予想だけど、ザックリいってこっちの半分くらいじゃないかな…。カナダでのJavaプログラマーの平均ちょっと調べてみよー。

どんっ。

"$110,000
The average Java Developer salary in Canada is $110,000 per year or $56.41 per hour. Entry level positions start at $60,000 per year while most experienced workers make up to $185,250 per year."

$110,000。ゴクリ…。平均11万ドル。生活為替で考えると、ぶっちゃけ1100万円ですね。純粋な為替で計算すると違う結果になるだろうけど、実際こっちの生活感覚からしたら普通に1100万円。こりゃあ小金持ち。

しっかしエントリーレベルで600万かよ凄ぇな。そんで頑張れば1850万円。その辺のプロ野球選手より稼げるだろこれ。夢あるな〜。

そりゃそうだよ。Javaって結構凄いことできるもん。そんで難しいし。(Jenkinsとか何なんだよ一体。)貴重だよちゃんとJava書ける人ってのは…もっと払おうよ日本。何が不満なの?もしかしてJavaプログラマーってのはその辺のおじさんみたいに沢山いるのかい?違うだろ?

次の質問。

どんっ。

"同じプログラマという仕事でも、日本とカナダで働き方は違う?"

うーん。日本プログラマーとして働いたことないので断言できないけど、絶対違うね(断言)
次。

どんっ。

"カナダでプログラマとして働くときの1日の流れ"

僕の現在の職場で説明しよう。

  • 朝9時始業:まぁ始業と言ったが別に朝礼とかあるわけではない。大体この時間くらいに来て、静かに自分の席に着き、何故か数秒間ほど真っ暗なスクリーンを眺めた後、小さなため息を一つついてパソコンをブートアップ。何となくポチー、ポチポチーと始める。頑張って少し早めに出社するどころか、始業時間過ぎてからコーヒー入れに行ったり、落ち着いてウンコできそうな静かなトイレを求め旅立ったりする。
  • 昼:同僚達とカフェテリア行ってランチ。毎日愛妻弁当。へへ。昼の休憩は30分ほどだが食事するだけなのでこれで十分。
  • 夕方5時、ささっと帰宅。5時半には建物から人が消える。


会議なんかは月、水、金の朝に15分ほど定期の電話ミーティングがあるだけで、その他の会議には一切お呼ばれしない。ずーっとパソコンの前に張り付いていられる。僕らプログラマーは会社のビジネスロジックとか信念とか全然知らないし、興味を示すことすら期待されてない。ただただコードと向き合って良い製品を書けば良いのだ。これが性に合う。

 
"カナダで転職するときに重視されることは何?"

必要とされてる技術の経験があることかな。経験とても大事。プログラマー志望だけど経験がない人なんかは、自分で何か色々作ってサーバーにアップロードしとくと良い。僕はweb系なので、初めての職探しでは自分のポートフォリオサイトを作っておいて、それで説得したよ。

"転職すると給与アップですか?高齢になった時には転職を続けることが難しくなりますか?"

給与アップする保証があるから転職するのだよ。給与上がらないのに転職する人はいないと思う。むしろ我々プログラマーにとって給与を上げる手段は転職しかないと言い切れる。

"日本では50歳くらいのプログラマでも、60万、70万くらいで現場常駐で仕事をしてる人が多くいます。たしかカナダでは年齢で人を差別するのはよくないから、あまり問題にならないとおっしゃっていたと思いますが、それは今も同じですか?"

年齢で雇用の可否を決めることはそもそも違法だし、それが国際的にもスタンダードなのです。履歴書に年齢も顔写真も載せないし性別の記載すらないのですよ。日本でも雇用条件に年齢を含めることは完っ全っに違法なんだけど、誰も取り締まらないからどこもやってるね。相変わらず終わってんな日本。
カナダでも普通に50代で第一線のプログラマーなんてザラにいるよ。日本と違い、優秀なプログラマーには当人のマネージャーよりずっと良い給料が払われる。プログラマーに対しマネージメントのポストをチラつかせるようなダサい会社は、逆にプログラマー達から切り捨てられてる。僕らはプログラミングしたいから会社来てるんだよ。

"日本では、大きい会社の客先常駐でプログラマをしていると、何をするにもまず確認、確認8割で仕事を進めています。こういうやり方をやってきている人が、カナダで仕事を進められるのかなと思っています。"

まぁこっちでも大手だと似たようなところがあるよ。極端な話、たった一行足すだけでも、他のプログラマー数人からのコードレビューを通さなきゃプロダクションにプッシュされることはないし。顧客から多少急かされても、こっちだって焦って変なものをアップロードしたくないからさ「当初のスケジュール通りで行きまーす。」みたいに融通きかなくなることもある。それでも「あ、そですか。」で大体済むのだが。
逆に僕の現在の職場は、そこそこ小さなチームでやってるからなのか、コードレビューは存在しないし、誰も(下手したら本人ですら)コミット内容を確認しないから、結構な無法地帯だね。なんかあったら個人に責任追求されるよ。そんで普通にクビ。

クビは結構あるね。僕がここで働いてから1年ちょっとになるけど、一緒に入った同僚は9ヶ月でクビになったし、その穴埋めで採用された人も2ヶ月後にはクビ。ボスに会議室に呼ばれて解雇を告げられ、二人ともその日の夕方には会社を去ってるってんだから。

なかなか生き馬の目抜いてますなー。

 

カナダで実際どれくらい稼げるのか。

じゃあ、本題であるカナダでの給与状況は実際どうなのって話をしよう。
僕の仕事はフロントエンドプログラマー。JavaScriptだけ書く仕事(Javaじゃないよ。)で週35時間働いて現在80,000ドル(800万円)ほど。カナダでのJavaScriptプログラマーの平均が現在900万(ホントか?)なので、あともう一押しといった感じ。現在フリーランスの身なので、勤め先からの福利厚生は全く無しだが、カナダは全国民が医療費無料なので全然問題無し。ありがとうカナダさん。

最初この世界に入ったときは、4年前の2015年、当時はデザイナーだったけど、年棒32,000ドル(320万)だったなぁ。激安。
で、1年後にアパレルメーカーにフロントエンドとして転職。一気に50万アップの37,000(370万)、その2ヶ月後に昇給もらって41,000(410万)。そこでは2年働き、2018年の3月に辞めた時は43,400(434万)だった。
その後、もう1社働いてから現在の職場に落ち着いたんだけど、まぁ転職すれば上がるね、上がるから転職するんだから。それに僕らは一つの技術にずーっと張り付いてると他のことができなくなっちゃうからさ、定期的に転職は必要だよ。

モントリオールでweb屋さんになってからの年棒は、ざっくり言うと以下のような感じかな。

  • 2015年〜2016年 デザイナー:320万
  • 2016年〜2018年 インテグレーター(HTML, CSSメインの仕事):434万
  • 2018年4月〜6月(2ヶ月)フロントエンド:520万
  • 2018夏〜現在 フロントエンド:800万

それ以前はと言うと、僕がカナダに来て最初の数年はセキュリティーガードしてたんだけど、その当時(2011年〜2013年)の年収は300万少し切るくらい。それでも住むところを選ばなかったので十分やって行けてたし、わずかながら毎月貯金もしてた。お金に困った記憶は特に無いなぁ。
まぁカナダは柔軟性のある国だよ。お金の無い人は無い人なりに幸せに生きられる。

最後に

そおそお、ついこの間ねwebサービス立ち上げたんだよ。週35時間も働きつつ夕方や週末に自分家でカタカタして物作ってんスよ先輩。日本に居たら絶対こんなこと出来ないス。

JavaScript Best - online course reviews

javascriptbest.com

https://javascriptbest.com

JavaScript Bestって言うJavaScriptのオンラインコースのレビューを投稿できるサイトを作ったよ。僕は現在使ってる多くの技術をオンラインで学んできたから沢山見てきたんだけど、伝説的に良いコースってあるじゃん?あーこれはいいなっての。JavaScript Bestでそれをシェアできるようにしたよ。もちろん世の中良くないコースってのもいっぱいあるから、そういうのもシェアして皆で地雷避けてこーぜってのも趣旨にある。

パフォーマンス

僕が何か作る時に重視するのは軽さ。パフォーマンス第一だよ。ページを軽くするためにファイルをミニファイして、gzipして、画像はアップロードに合わせてダイナミックに圧縮かけて、サーバーはNginxにして…ゴニョゴニョ…等々とりあえず出来ることは全てやったよ。webサイトでローディングに数秒かかるなんて絶対何かどっかで間違ってるもんな。

さて、どんくらい速くなったかな…。時間計ってみよ。

website speed test result 98 point

参照:PageSpeed Insights

Googleが提供するスピード計測サービスPageSpeed Insightsを使った。モバイルで98点。メチャクチャ速い。
難しいと言われるモバイルでこれならデスクトップは…

website speed test result 100 point

100点出ました。初めて見た100点。満点出るんですねぇ。都市伝説だと思ってたよ。

この測定サイト随分甘いんじゃないの?

比較のためにGoogleさん本体を計ってみよ。まずはモバイルから。さぞ速いんだべな。

website speed test result 89 point

89点…何かの間違いでは。デスクトップではどうかな…

website speed test result 100 point

ち、やっぱ速ぇ。じゃ今度はFacebookさん計ってみよ。まずはモバイルから。

website speed test result 81 point

81点。まだまだですな。じゃあFacebookのデスクトップバージョンは…

website speed test result 82 point

ほとんど変わらず82点。もっと頑張れーFacebook。
じゃ、僕の去年まで働いていた会社のサイトはどうだろう。結構お金かけてチマチマやってたからな。

website speed test result 1 point


1点て...これは酷い。もはや地球に存在しちゃいけないレベルでは。これでも一応カナダ最大手のアパレルなのだが…。

ここで確信。
Googleさん、僕の背中を見て育って下さい。

凄い。もしかしてJavaScript Bestって世界一速いサイトなのでは…。

ライバルが欲しい…。

今日は週末だしお祝いします。

読んでくれてありがとう。質問してくれた人もありがとう。

したっけ。


カテゴリー:仕事

イイねする?

コメント 2

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Kyoshin

2019年 10月6日 3:33 PM

>名無しさん どーも。またなんかあったら質問送ってください。

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名無しさん

2019年 10月6日 1:48 AM

こんにちは! 記事読みました!! すごい参考になりました! 長文になってしまって良くなかったかなーとも思いましたが、すべてリアクションいただけて、嬉しかったです!カナダで働くイメージが少し湧きました! フロントエンドに転職しようとしているので、JavaScriptのサイトも活用させて頂きます! プログラマしようと決めたのも、実はKyoshinさんのブログを見て決めました。私も頑張って、あなたと同じ、憧れた生活を掴めるよう頑張ります。 Kyoshinさんも健康等気をつけて、日本より自由な生活を楽しんでください!ありがとうございました!!

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